201系のレア表示を追いかける
昨日、自分はふと思い立って家を後にした。
まだ空は薄暗く、しとしとと雨が降り続く道を歩き、駅について、そして電車に乗る。そして目的の駅に到着し、カメラをセットして、ずっと目的の電車を待っていた。
その駅の名は王寺駅。大和路線の主要駅の一つで、すぐ横には留置線がある。
そこには、奉公を待つ多数の201系と221系、そして227系がいた。まだ薄暗く雲に覆われ雨がしとしとと降る梅雨空の下、まるで人間のように、静かに寝ているようであった。
4番のりばには、おおさか東線方面への送り込み回送を待つ201系が待っていた。その電車は、今残っている201系としては最も古いのだ。チョッパの箱は他のものと異なり、グレーでも、黒色でもなく、白く塗装されていた。
来てすぐに来る電車はほとんど221系ばかりだった。 数年後の大和路線はこうなると考えると、少し寂しいものである。引退宣告が出た以上、カメラを回さずにはいられない。 そして午前6時3分、目的の電車がやってきたのだ! 奈良方面加茂行きの201系だ! 自分は無我夢中になって、シャッターを切った。 そして5号車のモハ201に乗り込んだ。 そしてあっという間に奈良に到着、いったん電車はお休みだ。15分の待ち時間の間に、色々と写真を撮った。 加茂の方向幕 201系ND612編成。 撮影途中に入線してきた205系。 そして発車直前に再び乗り込んで、木津で降りた。 帰りは快速JR難波行きとなるらしいが、時間がなかったので今回はここまでである。 その後も多数の撮影スポットを巡り、日常を写した写真を多数撮ることができた。 京橋で食べた駅ナカのカレーうどんも、言葉を忘れるほどに美味しかった。久々に食べられたことがとても幸せである。 久々に写真を撮れた喜びはとても言葉では言い表せない。201系に残された時間はもう少ない。後悔しないよう、たくさんの写真を残していこうと思う。 では今回はここで締めます。